護あさな プロフィール Profile

護あさな

護あさな

【生年月日】5月4日
【出身地】東京都
【特技】クラシックバレエ
【趣味】料理・音楽鑑賞

 

このブログは、護あさなが色々なアーティストやクリエイターの方とお会いし、コラ ボレーションしていく記録です。

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≪第二回≫

 第二回は、お二人の周りの人、について。

 

護:私、のぶみさんの「暴走族、絵本作家になる」を父に薦めました。

 

のぶみ:そうなんですか!お父さんは何歳ですか?

 

護:57なんですけど、「こういう生き方もありだね」っていってました(笑)

 

のぶみ:あはは、こういう生き方はあまり無いですよね(笑)

 

護:父は、勉強して社会に貢献して家族を守るのが、自分は人として一番やらなければいけないことだ。子どもは好きなことをしてもいいけど、親を泣かすようなことはとりあえずしないでくれ、というすごい良い父なんですけれど。私も、とても迷惑をかけた頃もあって。

 

のぶみ:え、そうなんですか?

 

護:そうなんです。やんちゃだったんです。

 

のぶみ:ワルかったんですか?

 

護:そういうんじゃないですけど(笑)中学のときに毎日体調が悪くて、自分で「なんでこんなに良く学校を休むんだろう」って思っていて。母はずっと仮病だと思っていたんです。私は「仮病じゃないのに!」と思っていて。ある日、あまりにも体が動かないから、私が「病院に行かせてくれ」っていって、連れて行ってもらったら、それはちゃんとした病気で、一年くらい学校を休学させて、治療をしてくださいと、お医者さんにいわれたんです。

 

のぶみ:そこまでの病気だったんだ。

 

護:その時に母が、「サボりとか不登校じゃなくて、病気で良かったわね」って言って(笑)

 

のぶみ:えー!

 

護:母はとっさに出た言葉だと思うんですけど、母の本音が出たと思いました(笑)。今はとても仲良しですけど。

その時は「何いってるの、子どもが病気なんだよ!」って反感を持っていたんです。病気のことを一番心配しなきゃいけないのに。

 

のぶみ:1年間休んだのですか?

 

護:その時高校1年生だったので、1年間も休んだから、行っていた女子校には通いづらいし、共学も行ってみたかったので、ちゃんと単位をとって高校3年生の歳に卒業しようと思って学校を変えて卒業しました。その際に父にはなんと迷惑をかけたことか。

 

のぶみ:へぇー。

 

護:とりあえず、うちの家族は全員読みました。

 

のぶみ:えーほんとですか!家族が!仲いいんですね。でも、お母さんもね、変わっていますよね。

 

護:画家なんです。なんか、自由な人なんです。絵を描く人って自由というか、枠を飛び出す感じがして。

 

のぶみ:自由です。やりたいことしかしない(笑)

 

護:私は母親に振り回されっぱなしですけれど(笑)

 

のぶみ:そうか、画家っていうのも珍しいよな。家で描いていらっしゃるんですか?

 

護:家でずっと描いています。リビングの机の上に油絵の具と色鉛筆が置いてあって。家族はそこで食事をするわけではないんですよ。うちはみんな好きな時間に自分の好きな物を食べたり、お風呂を湧かしたり、洗濯機を回したりするんです。みんな自分で稼げる歳なので、好きなことをするっていうので。だからリビングは母親のテリトリーで、油絵の具とかが床に付きまくっていて、人を呼べる状態ではないぐらい。

のぶみ:かっこいいよね。わざと付ける人もいるよね(笑)

 

護:いますかね(笑)。置きっぱなしだから猫が踏んじゃって、そのまま猫の足跡がついてるとか。

 

のぶみ:それも何かのアートですよね。おしゃれだなあ。

 

護:さすがにお家はそんな状態ではないですよね?

 

のぶみ:お家はまあ、めちゃくちゃですね(笑)

 

護:作業部屋はあるんですよね?

 

のぶみ:2階でやって、1階でもするね。自由に過ごしてますね。やりたいことしかしないほうが良いって、途中で気がついたんですね。というか、やりたいことじゃないと一生懸命になれないですよね。だから、やりたいことをする代わりに人一倍頑張ろうと思っています。

 

護:うーん。

 

のぶみ:やりたくないことやっている人多いじゃないですか。そう人に対して気まずいのかなにか分かりませんけど(笑)好きなことじゃないとぜんぜんやれないな。もしかしてやるかなと思って、ウクレレを買ったんですけど。

 

護:何となく興味で買ってみたんですか?

 

のぶみ:うん、何となく買って。20万円くらいして。

 

護:えー!ウクレレってそんなに高いんですか?

 

のぶみ:いや、いいのを買おうと思ったから。いいのを買わないと、やらないから。でも買って3日でやめてしまった(笑)。ぜんぜん向いてないなと思って。やっぱり絵本書いてるほうがぜんぜん楽しいですね。100冊くらい書いても、ぜんぜん飽きないですね。面白いから。ずっとやっていると、それをやることによって色んなことが分かってくるので。どうやら、こういう風なビルがあってね、これは職業とか関係ないんですけど、魂(たましい)のレベルがあるんですよ。1階には、動物的なことで悩んだりする人が多い。欲望に支配されていたり。だんだん上の階にいくにつれて、すごく過ごしやすくなっていって、僕もずっと頑張って絵本をやっていると、こうやって色んな人にあえて、楽しいですよね。この(暴走族の)時は底辺なので、みんなすぐ万引きとかするんです(笑)。最下層のフロアにいるから。ウチの奥さんはけっこう上のほうの人で、僕にひとつずつひとつずつ教えていってくれたんですね。「有り難うっていうのは負けじゃないんだよ」っていうのとかね。僕は、有り難うっていうのは負けだと思っていたから。

 

護:すごくわかります(笑)


のぶみ:下から順々にあがっていくと、割と不安とか悩みも減ってくるんですよね。面白いです。




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絵本作家のぶみさんのプロフィール

S 5344日生まれ
『ぼくとなべお』(講談社)でデビュー

代表作に、『しんかんくん』シリーズ(あかね書房)、『おひめさまようちえん』シリーズ(絵本の杜)、『ぼく、仮面ライダーになる!』シリーズ(講談社)など。

アニメ『ぼくのともだち』(NHKおかあさんといっしょ)を手がける。
現在、NHKみいつけた!で『おててえほん』(アニメを担当)放送中。

自伝『暴走族、絵本作家になる』(ワニプラス)が発売中。




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