護あさな プロフィール Profile

護あさな

護あさな

【生年月日】5月4日
【出身地】東京都
【特技】クラシックバレエ
【趣味】料理・音楽鑑賞

 

このブログは、護あさなが色々なアーティストやクリエイターの方とお会いし、コラ ボレーションしていく記録です。

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≪第一回≫

『しんかんくん』シリーズ、『ぼく、仮面ライダーになる!』シリーズ
で有名な絵本作家のぶみさん。

まずは、絵本について聞いてみました。


護:絵本はどれくらいのペースで書いていらっしゃるんですか?

 

のぶみ:1冊1週間くらいで書きます。

 

護:とても早いですね。

 

のぶみ:120冊くらい書いていますが、来年の分は7冊くらいラフがあります。

 

護:先にお話を書くのですか?

 

のぶみ:話をノートにまとめます。読むのは子どもなので、文章は飽きないように長さを見ながら書きます。

 

護:そうですよね。

 

のぶみ:今の時代の子どもって、テレビを観ているので、ひとつの画面をずっと見ていられないんです。

 

護:はい。

 

のぶみ:だから、なるべく1行か2行くらいでどんどんいったほうが良いんですよね。めくらせた方がいいというか、変えたほうがいい。

 

護:なるほど。

 

のぶみ:なんか、いろいろあるんですけど、基本的に子どもに受けたほうがいいメディアなんですよね。絵本は。

 

護:私はお母さんが読む用に作っているのかなってちょっと思っていて。読みきかせるじゃないですか。5歳くらいになったら自分で読み始めたりすると思うんですけど。お母さん視点なのかなって私は思っていました。

 

のぶみ:ああー。絵本って、お母さんが買って子どもが読むんですよ。そういうのって他にはあまりなくて。マンガやCDも、全部自分で買って自分で楽しむものじゃないですか。他の人が読むってないから、お母さんのところも1割だけ入れます。

 

護:お母さんがこれ子どもにいいんじゃないかな、っていうのを?

 

のぶみ:そうですね。ちょっといい話とかを1割は入れるんですけど、ほぼ面白くしますね。僕は。

これ読んでみましょうか?これ。これはね、ワークショップでやるとものすごい盛り上がるんです()

「ぼく、仮面ライダーになる!拍手!」


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護:わー(パチパチ)。うふふふふ。

 

ここでのぶみさん、ぼく、仮面ライダーになる』(講談社)を、迫力満点に読み始めます。


のぶみ:<かんたろうは仮面ライダーが大好きです。だって、かっこいいんだもん。>

ここでね、子ども達はね、知っているライダーは「これ!これ!これ!」っていうのね。


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護:私も分かります(笑)

 

途中、主人公のかんたろうくんが仮面ライダーに変身して、敵と戦わなくてはいけない場面が出てきます

 

のぶみ:ここで一回やめちゃうんです。「どうする?」って。「もう怖いからやめちゃおうか?」って。すると子ども達は、「おれは戦う!」っていうの(笑)。「えー、でも怖いよ、大丈夫?」って何回もきくと、「おれは戦う!」と。「じゃあ戦える人!」って手を挙げてもらったら、手を挙げてもらっていいですか?「じゃあ、今挙げた手をグーにしてもらえる?」って。「グーにして、うぉーっていってみて」って。それで、「せーの!」で「うぉーー!」


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護:「うぉーー!」

 

「やってやるぞ、倒せるのはぼくしかいないんだ。ライダーーキーーック!」「ぐあーーーどっしーん」クモ男が倒れると、ごんちゃんは元の姿に戻りました。どうやら何ものかに取り憑かれていたみたいです。「うわーすごい、かっこいい!かんちゃんって、仮面ライダーだったんだ。」「そうだ!怖くたって負けない!ぼくは仮面ライダーだ!」っていう(笑)

 

護:わー! (パチパチ)


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のぶみ:次のシリーズを今書いているんですけどね。これはね、すごい売れて、今仮面ライダーオーズっていうのをやっているんですけど、それのやつを書いています。

 

護:すごーい(笑)すばらしいエンターテインメントでしたね!

 

のぶみ:読み聴かせかたにも、コツがあって。こうやって読むじゃないですか。読んでいて、子ども達が何かいっていたら、「何?何?」って待ってあげて、分かりやすく指差しながら読むっていうことと、たまに、子ども達の顔を見てあげるんです。そうすると、「自分に読み聴かされているんだ」って思うみたい(笑)。そういうのもすごい大事で。ちょっとしたことなんですけど、ちょっとしたことの積み重ねが積み重なっていくと、他の人たちとぜんぜん大差になっていくんですよね。どの分野でもそうだと思うけれど、一気に魔法みたいに上手くなることはできなくて、微差が大差なんだなって。

 

護:はい。

 

のぶみ:例えば毎日、このノートにも、「今日、誰かと会ったら、こういう風にしたい。」とか、「昨日、こういうことがあったから、もうちょっとこうしたほうがいいんじゃないか。」っていうのを、ずーっと毎日続けているんですね。そうすると、なんかだんだん良くなったり。絵本のほうでも、自分のほうでも良くなるっている感じはしているんですよね。

 

護:女の子って、ちっちゃい頃妹や弟ができると、お世話が楽しくて、「私将来、保育園の先生になりたい!」とか思う子が多いですよね。小学生になると、1年生の子に上の学年の子が本を読んであげるということがあったんですけど、私はそれがすごく好きだったんです。今、のぶみさんに読んで頂いて、聴いていて、すごく面白かったです。本が面白いのはもちろんなんですけれど、お母さんや読む側が、どんどん読み聴かせたいと思うような本を書くのは大変なのかなって。年齢が上になってくると、アニメも見なくなるじゃないですか。

 

のぶみ:うん。

 

護:大人になってもアニメが好きな人もいますから、「このアニメが面白いから観てみて!」っていわれて、観てみたんですけど、何が面白いのか良く分からなくて、今だったら何だろう、プリキュアとか、ドラゴンボールとか、ワンピースとかやっているけど、昔すごく面白かったのが、今はあんまり面白くない。面白くないっていうか、何が面白かったのかあんまり思い出せなくなっちゃって。絵本って今読み直してもすごく面白いじゃないですか。イラストとか。私、「はらぺこあおむし」(エリック・カール著) がすごい好きで、最近、のぶみさんとのお話が決まって、のぶみさんの絵本を本屋さんに見にいったんですよ。

 

のぶみ:うん。

 

護:「しんかんくん」のシリーズがばーって置いてあって、うぉーって思って。絵本のコーナーに「はらぺこあおむしがあって、あー懐かしいと思って、ちょっと読んでみたら、また違う面白さがあったんですよ。

 

のぶみ:うん。

 

護:昔はなぜ面白いと思ったのかは覚えていないんですけど、今見ると、あおむしがおいしそうだったんですよ(笑)。

 

のぶみ:口に入れたくなったんだ(笑)

 

護:すごくおいしそうな色をしていたんですよ。りんごとかなしとか色々出てくるじゃないですか。その中でも、あおむしがおいしそうで(笑)

 

のぶみ:ほう。

 

護:そう思っていたら、そういえば「はらぺこあおむしパン」っていうのがちょっと前に出たらしくて。

 

のぶみ:そうなんですか!(笑)。「はらぺこあおむし」はいろんなものを食べるじゃないですか。

 

護:はい。


のぶみ:最後に蝶になるんですけど、蝶に食べた物の色が全部入っているんですよね。

 

護:うん、うん。

 

のぶみ:子どもは読んでて気づかないんですよ。穴開いてる本だな、くらいのことで(笑)

 

護:そうですね。


のぶみ:でも、大人になってから、「ああ、これがこうなってるんだ」って。気づかないけど、きっとそれがパワーになっているのかなって思うんだよな。これちょっと緊張しますね(笑)。久しぶりに人と会うとね、けっこうドキドキしますね(笑)。そしてあさなさんもドキドキしている感じが、言葉から伝わってきますね(笑)。

 

護:私、説明下手なんですよ。

 

のぶみ:大丈夫ですよ。ぜんぜん。いくらでも聞きますんで。

 

護:ほんとですか?

 

のぶみ:いやー、ほんとね、人に会わないですからね。この前、「心ゆさぶれ!先輩ROCK YOU」(日テレ 毎週土曜日23:00放送)の取材があって、それ以来です。


護:私はラジオをやっていて、毎回ラジオの仕事が大変で(笑)しゃべるのが苦手で。一度母が事務所に来たときにラジオ収録があって、隣に母がいる中で一人でしゃべるというのをやったんです。終わった後に、母から「あさながこんなにしゃべったのを初めて見た」っていわれるぐらい普段しゃべらないんです。一日、ひと言しゃべればいいほうぐらいな性格だったのに、なんでこの仕事をしているの?みたいな。

 

のぶみ:お母さんいるといやですよね。

 

護:ねー。

 

のぶみ:お母さんいて講演会とかやるとめちゃくちゃいやですからね。「あの子なに偉そうなこといっているの」みたいな目で見られて(笑)。

人に会ったときのキャラの作り方があるじゃないですか。高校時代の友人にはこういうしゃべり方、今の仕事関係の人にはこういうモードでしゃべろうとか。

 

護:あります。のぶみさんは講演とか良くされていますよね。

 

のぶみ:僕が来ると子どもが集まってくるので、基本子どもに向けて、ちょっと大人に向けて話すかな。子育ての話とか。例えば、いい子に育てようとみんなするけど、いい子に育てようとしたら駄目だよって。人間というのは、いいところと悪いところがあって人間だから、いい子に育てたら変な人間になっちゃうよって。悪いところもあっていいんだよって。みんないいところは褒めるから、悪いところも褒めてあげるといいよって話をしたりすると、お母さん達は「はぁー、そうなんだー」って(笑)

 

護:いわれて実践するのは3日くらいだったりしますけどね(笑)

 

のぶみ:そうそう、結構家にかえったら忘れてる(笑)。「あの人何かいいこと言ってたけど、忘れたわ」って(笑)。それは、僕がワルかったから、ワルいことしていたからちょっとそう思ったんですね。



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絵本作家のぶみさんのプロフィール

S 5344日生まれ
『ぼくとなべお』(講談社)でデビュー

代表作に、『しんかんくん』シリーズ(あかね書房)、『おひめさまようちえん』シリーズ(絵本の杜)、『ぼく、仮面ライダーになる!』シリーズ(講談社)など。

アニメ『ぼくのともだち』(NHKおかあさんといっしょ)を手がける。
現在、NHKみいつけた!で『おててえほん』(アニメを担当)放送中。

自伝『暴走族、絵本作家になる』(ワニプラス)が発売中。


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