護あさな プロフィール Profile

護あさな

護あさな

【生年月日】5月4日
【出身地】東京都
【特技】クラシックバレエ
【趣味】料理・音楽鑑賞

 

このブログは、護あさなが色々なアーティストやクリエイターの方とお会いし、コラ ボレーションしていく記録です。

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≪第七回≫

 いよいよ最終回です。のぶみさんから護へのエール!ちょっと長めです。

 

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護:・・・なんか、人に描いてもらうのって緊張しますよね。

 

のぶみ:眼鏡かけてるっていうのが一番難しいんだよな。こうじゃないな(笑)

 

護:えーー!?

 

のぶみ:難しいんだよなあ。絵上手くないんだよな(笑)

 

護:いやいやいやいや、何言ってるんですかぁ!?

 

のぶみ:絵が上手い、上手くないって、絵の魅力とあんまり関係ないんですよ。絵は下手でもいいんです。多分それ、俺より絶対上手いな(笑)

 

護:そんなことないです!


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のぶみ:もうちょっと、もうちょっと上手く描けるな・・・雰囲気が違うな・・・

 

護:私、眼鏡をかけると学校の先生みたいって良く言われます。

 

のぶみ:こんな先生いたらいいよね(笑)ヤンキーとかがすぐ寄ってきますね。・・・ぜんぜん似てないもん。もう一枚ちょっともらって良い?...あ、上手!

 

護:やったー!

 

のぶみ:クレヨンで描かないもんな・・・一回もう、雰囲気で描こう。かっこつけないで。家で描いてくれば良かったな。描いてくればいっつも上手いんだけどな。

 

護:分かります。分かります(笑)

 

のぶみ:人前で、「あんた絵上手いんでしょ!」っていうところで描くと良くないんだよな・・・。絵は好きだったんですか?

 

護:絵は大好きで、集中しすぎると息をするのを忘れるくらいなんです。

 

のぶみ:すごいねえ。

 

護:でも、たまにしか描かないから上手くはならないんですけど、好きなんです。

 

のぶみ:上手いよねえ!描けないよ普通。ぜんぜん上手いよ。

ところで、芸能界はどうなんですか?テレビとかは出たいですか?

 

護:私多分ボロが出てしまう気が・・・。素がこんな感じなので、こんな普通でいいのかなって思うんですけど。どうなんでしょう。

 

のぶみ:どうなんでしょうっていうか、ボロを出すのがテレビですからね(笑)梅田直樹さんは、絶対テレビに出たくないっていってる。僕はテレビを無くしたいんですよ、っていってあの人高校生からずっとテレビ出てますからね。でも、それを考えた時に、あ、テレビ出たくない人は珍しいんだって。だってテレビ出たいっていう人が出る場所じゃないですか。テレビに出る時に何かやってやろうって思わないじゃないですか。テレビ出る時に、何かやってやろうって思うと、番組にとって邪魔だったりするんですよね。

 

護:私はのぶみさんと話していて、すごい勉強になることばかりです。今会えてよかったです。

 

のぶみ:実は普通になるのが難しいんだよね。テレビとかで普通を出してふざけられるのが一番なんです。でも実はそれは凄い技術なんです。ちょっとかっこつけようとか、いい事言ったろうとか思ってると、そうじゃないんです。お笑いの人とかもそう言いますよね。普通に出られるのが難しい。始めから普通にしていてもつまらないし(笑)。

 

護:始めから普通では誰にも発見してもらえない可能性もあるので。

 

のぶみ:そうなんだよ。でも、自分からやりたいことやったほうが良いよね。なんでもいいから言ってみるといいですよ。僕、100冊絵本出してるんですけど、依頼されたの2冊だけなんです。あとは全部企画を持ち込むんです。NHKでも「おてて絵本」っていうのをやっているんですけど、企画は全部持ち込みで、歌も持ち込みなんです。

 

護:へえーー。

 

のぶみ:それがわりと楽しいんです。デビューしたのも持ち込みでしょ。それでやりたいことが分かるんですよね。やりたいことをやれるのが一番いいじゃないですか。僕はやりたくないことはやらないんです。どんなに親しい人からの頼みでも断るんです。それは僕の覚悟なんです。それをやるから、やりたい事は一生懸命やるんですよね。それが一番上手くいくんじゃないかな。絵を描けるんだったら絵を描けばいいし、関係ないんですよね。

顧客満足度を一番に考えたときに、自分から出来るサービスとして何が出来るかな、と。そして他の人がやっていなくて、自分がやれることは何かなぁと考えたときに、宅急便サイン会を考えたんです。

絵はねぇ、へったくそなんです。すっごいへったくそだけど、好きだったのね。そういう子ってのは、やるよ。やるときは、やる。(笑)あとは熱意なんだよなぁ。ありのまま、このままの私を受け止めてーよりも、だめな所があると人は好きになるよね。完璧って魅力的ではない。あと、ボロってだしたもん勝ちだと思うよ。


護:うふふ。写真とイメージ違うね、って言われると嬉しいです。


のぶみ:確かに違うね!やわらかいよ、写真より。やわらかく生きるって良いんだよね。とげとげしてるのは…ねぇ。好きなことってなあに?


護:料理、バレエ、絵を描くのが得意です。

 

のぶみ:自分としては、芸能界でこれからどうなっていきたいんですか?

 

護:やらず嫌い、食わず嫌いなので、好き!と思えることが少ないので、そうやって考えって行って、最後に残るのが「表現すること」、なんです。それで人が喜んでくれればなお嬉しい。なので、今やっていることが、自分に出来ることなのかな、と思っています。

写真撮るのも好きなんです。好きなものを撮って、それをストックしていくんです。

 

のぶみ:それが支えだったり?

 

護:それを言っちゃおしまいなんですけど!(笑)撮られる側、撮る側、全部やりたいです。映画、舞台も大好き。

 

のぶみ:せりふ言うのって大変じゃないですか?覚えて現場に行くんだよね?

 

護:以前稽古で以前言われた言葉は、「セリフを言った後に何をする?」って。そうやって自分なりにキャラクターを創り上げていきます。もちろんはじめから設定があるわけなんですけど、書かれていない部分は自分で創ります。

 

のぶみ:フィクションなんだけど、その部分はノンフィクションなんだね。

 

護:でも頭の中で創っていって、監督さんなどに「違うね」ってスパッと切られたら頭真っ白です。無、です。

 

のぶみ:あーーーーー

考えるな、感じろってやつか!ムリー!考えるよね。

でもそこで個性を出していくんだね。役者って。

僕もね、今回この本(「暴走族、絵本作家になる」)を作るときに、どーしたら他の本と違うものを作れるかなって思ったんですよ。僕は、絵本のときもそうなんですが、似たような系統の本を、借りたり買ったりして、全部読みました。とにかく読みまくった。それでね、この本は、他にないような文体で、ちょっと感情的に書いてみよう、と思ったの。みんな冷静なんですよ。だから、僕は感情的に、それもここ一番知られたらいやだなと思うことを出した。本当は思い出したくもないし、そのときのことを書くにあたって、今はもう成長しているのに当時のレベルに下げないといけなかったからつらかったけど、それによって気づけたこともあった。そこに共感を呼ぶのでしょうね。しんかんくんもよく売れてて、本も100本以上出してってだれも共感しないですよね。だめだったこと、ネガティブな自分をしっかり書く→他の人を救うことになるんだねーっと。人の立場になってみないと、その人には何も響かない。奥さんが、今回の本ではいやだったところがすごく出ていて、えらいねと言ってくれました。(笑)

売れてなかったときは本当につらかったですね。他の人のまねして書いたり。でも売れないんだよね。人間がそのまま出せるのがすごいのかも。でもみんな仮面をつけたがる。だから、テレビ出てても、普段と同じ人がすごいよね。「心ゆさぶれ!先輩ROCK YOU」でも、極楽とんぼの加藤さんも昔は作ってたって言ってた。リリーフランキーさんの「東京タワー」は、「おかんが好きでなんであかんの」って最後に言ってる。みんなこうだったらいいのにね。マザコンでいいじゃないか、みないな。

 

護:わたし、自他共に認めるファザコンです。あんまり人の前で言えないですよね、でも。本当は理想の男性はお父さんです。


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のぶみ:ファザコンアイドル!いいじゃないですか。もっと言っちゃえばいいのに!

ショコタンも、アイドルだったけど、本当はコスプレとかが好きなんだけどなってそれを出したら結構受け入れられた!みたいな。それで別にいいじゃん、っていうのが大事ですよね。

お父さんはどういう方なんですか?

 

護:無口でしゃべらないんですよ。

 

のぶみ:えー!

 

護:料理うまくて、家事全部出来て、家庭菜園やってる。完璧なのに、なんでママみたいな人なんかと!ママは美人なんですけど、絵を描けるけど、それ以外何にも出来ないんです。箱入り娘だし。でもお父さんはママが大好き。(笑)なんでだろー?って。だめなところがいいのかな。

 

のぶみ:苦手な人、嫌いな人っていうのは、過去の自分。憧れている人っていうのは未来の自分なんですよ。お母さんと自分、似てるでしょ?

 

護:似てるんですーーーーーーーーーー!(笑)

 

のぶみ:そういうふうにできているんですよね親の出来なかったことを、子供がやらなきゃいけない、そうやって回っていくんです。

 

護:私、殴り合いのけんかするんですよ。(笑)

 

のぶみ:えー?殴り合うの?

 

護:兄弟の間でも、日常茶飯事です。子どものころ、少し悪いことしたらおしりたたかないとダメじゃないですか。言葉って私情が入るし、不純だと思うんです。ビンタの方が真っ直ぐな表現だと思います。


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のぶみ:ビンタサイン会とか出来そう!(笑)サインして、おまけにビンタがついてくる。殴って下さい!って来る人いそう!

 

護:一番キツかった子どもの頃の記憶は、お父さんの熱帯魚の水槽割っちゃって、怒られたこと。お父さんは、すごく大事にしていた水槽だったので、誰がやったー?!あさなかー?!って片足持ち上げられてベランダから中吊りに….

 

のぶみ:えーーーーーーーーーーー何階?

 

護:5階です。

 

のぶみ:死んじゃう死んじゃう!

 

護:そうやって育ったんです。でもお父さんが好き。

 

のぶみ:そんな人いないですよ。すごいですね、あなたには厚みがありますね。(笑)あなたはすごく売れそうです。でも僕、暴走族のときも女の子は殴らなかったけどね。

 

護:人にはやらないですよ!無差別にはやりません。

 

のぶみ:当たり前だよね。(笑)

すごいなー。結婚ってね、真逆の人と大抵はするもんなんですよ。だから、もし護さんが結婚したら、毎日殴り合いですね、きっと。(笑)

 

護:いや、分かってくれる人もいるんですけどね。なぜ私が殴らなきゃいけないところまできてしまったかを、理解してくれれば殴りません。

 

のぶみ:なるほど。「ビンタ下さいサイン会」見てみたいな。殴りすぎちゃって、手が痛くなっちゃって、途中から手形だけで失礼、みたいな。

 

護:あはは、そうですね。人が喜んでくれること、していきたいと思います。

それではとっても長い時間、本当にありがとうございました。

 

のぶみ:また呼んで下さい!とっても楽しかったです。ありがとうございました。がんばってください!!

 

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絵本作家のぶみさんのプロフィール

S 5344日生まれ
『ぼくとなべお』(講談社)でデビュー

代表作に、『しんかんくん』シリーズ(あかね書房)、『おひめさまようちえん』シリーズ(絵本の杜)、『ぼく、仮面ライダーになる!』シリーズ(講談社)など。

アニメ『ぼくのともだち』(NHKおかあさんといっしょ)を手がける。
現在、NHKみいつけた!で『おててえほん』(アニメを担当)放送中。

自伝『暴走族、絵本作家になる』(ワニプラス)が発売中。

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