護あさな プロフィール Profile

護あさな

護あさな

【生年月日】5月4日
【出身地】東京都
【特技】クラシックバレエ
【趣味】料理・音楽鑑賞

 

このブログは、護あさなが色々なアーティストやクリエイターの方とお会いし、コラ ボレーションしていく記録です。

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≪第一回≫

『しんかんくん』シリーズ、『ぼく、仮面ライダーになる!』シリーズ
で有名な絵本作家のぶみさん。

まずは、絵本について聞いてみました。


護:絵本はどれくらいのペースで書いていらっしゃるんですか?

 

のぶみ:1冊1週間くらいで書きます。

 

護:とても早いですね。

 

のぶみ:120冊くらい書いていますが、来年の分は7冊くらいラフがあります。

 

護:先にお話を書くのですか?

 

のぶみ:話をノートにまとめます。読むのは子どもなので、文章は飽きないように長さを見ながら書きます。

 

護:そうですよね。

 

のぶみ:今の時代の子どもって、テレビを観ているので、ひとつの画面をずっと見ていられないんです。

 

護:はい。

 

のぶみ:だから、なるべく1行か2行くらいでどんどんいったほうが良いんですよね。めくらせた方がいいというか、変えたほうがいい。

 

護:なるほど。

 

のぶみ:なんか、いろいろあるんですけど、基本的に子どもに受けたほうがいいメディアなんですよね。絵本は。

 

護:私はお母さんが読む用に作っているのかなってちょっと思っていて。読みきかせるじゃないですか。5歳くらいになったら自分で読み始めたりすると思うんですけど。お母さん視点なのかなって私は思っていました。

 

のぶみ:ああー。絵本って、お母さんが買って子どもが読むんですよ。そういうのって他にはあまりなくて。マンガやCDも、全部自分で買って自分で楽しむものじゃないですか。他の人が読むってないから、お母さんのところも1割だけ入れます。

 

護:お母さんがこれ子どもにいいんじゃないかな、っていうのを?

 

のぶみ:そうですね。ちょっといい話とかを1割は入れるんですけど、ほぼ面白くしますね。僕は。

これ読んでみましょうか?これ。これはね、ワークショップでやるとものすごい盛り上がるんです()

「ぼく、仮面ライダーになる!拍手!」


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護:わー(パチパチ)。うふふふふ。

 

ここでのぶみさん、ぼく、仮面ライダーになる』(講談社)を、迫力満点に読み始めます。


のぶみ:<かんたろうは仮面ライダーが大好きです。だって、かっこいいんだもん。>

ここでね、子ども達はね、知っているライダーは「これ!これ!これ!」っていうのね。


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護:私も分かります(笑)

 

途中、主人公のかんたろうくんが仮面ライダーに変身して、敵と戦わなくてはいけない場面が出てきます

 

のぶみ:ここで一回やめちゃうんです。「どうする?」って。「もう怖いからやめちゃおうか?」って。すると子ども達は、「おれは戦う!」っていうの(笑)。「えー、でも怖いよ、大丈夫?」って何回もきくと、「おれは戦う!」と。「じゃあ戦える人!」って手を挙げてもらったら、手を挙げてもらっていいですか?「じゃあ、今挙げた手をグーにしてもらえる?」って。「グーにして、うぉーっていってみて」って。それで、「せーの!」で「うぉーー!」


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護:「うぉーー!」

 

「やってやるぞ、倒せるのはぼくしかいないんだ。ライダーーキーーック!」「ぐあーーーどっしーん」クモ男が倒れると、ごんちゃんは元の姿に戻りました。どうやら何ものかに取り憑かれていたみたいです。「うわーすごい、かっこいい!かんちゃんって、仮面ライダーだったんだ。」「そうだ!怖くたって負けない!ぼくは仮面ライダーだ!」っていう(笑)

 

護:わー! (パチパチ)


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のぶみ:次のシリーズを今書いているんですけどね。これはね、すごい売れて、今仮面ライダーオーズっていうのをやっているんですけど、それのやつを書いています。

 

護:すごーい(笑)すばらしいエンターテインメントでしたね!

 

のぶみ:読み聴かせかたにも、コツがあって。こうやって読むじゃないですか。読んでいて、子ども達が何かいっていたら、「何?何?」って待ってあげて、分かりやすく指差しながら読むっていうことと、たまに、子ども達の顔を見てあげるんです。そうすると、「自分に読み聴かされているんだ」って思うみたい(笑)。そういうのもすごい大事で。ちょっとしたことなんですけど、ちょっとしたことの積み重ねが積み重なっていくと、他の人たちとぜんぜん大差になっていくんですよね。どの分野でもそうだと思うけれど、一気に魔法みたいに上手くなることはできなくて、微差が大差なんだなって。

 

護:はい。

 

のぶみ:例えば毎日、このノートにも、「今日、誰かと会ったら、こういう風にしたい。」とか、「昨日、こういうことがあったから、もうちょっとこうしたほうがいいんじゃないか。」っていうのを、ずーっと毎日続けているんですね。そうすると、なんかだんだん良くなったり。絵本のほうでも、自分のほうでも良くなるっている感じはしているんですよね。

 

護:女の子って、ちっちゃい頃妹や弟ができると、お世話が楽しくて、「私将来、保育園の先生になりたい!」とか思う子が多いですよね。小学生になると、1年生の子に上の学年の子が本を読んであげるということがあったんですけど、私はそれがすごく好きだったんです。今、のぶみさんに読んで頂いて、聴いていて、すごく面白かったです。本が面白いのはもちろんなんですけれど、お母さんや読む側が、どんどん読み聴かせたいと思うような本を書くのは大変なのかなって。年齢が上になってくると、アニメも見なくなるじゃないですか。

 

のぶみ:うん。

 

護:大人になってもアニメが好きな人もいますから、「このアニメが面白いから観てみて!」っていわれて、観てみたんですけど、何が面白いのか良く分からなくて、今だったら何だろう、プリキュアとか、ドラゴンボールとか、ワンピースとかやっているけど、昔すごく面白かったのが、今はあんまり面白くない。面白くないっていうか、何が面白かったのかあんまり思い出せなくなっちゃって。絵本って今読み直してもすごく面白いじゃないですか。イラストとか。私、「はらぺこあおむし」(エリック・カール著) がすごい好きで、最近、のぶみさんとのお話が決まって、のぶみさんの絵本を本屋さんに見にいったんですよ。

 

のぶみ:うん。

 

護:「しんかんくん」のシリーズがばーって置いてあって、うぉーって思って。絵本のコーナーに「はらぺこあおむしがあって、あー懐かしいと思って、ちょっと読んでみたら、また違う面白さがあったんですよ。

 

のぶみ:うん。

 

護:昔はなぜ面白いと思ったのかは覚えていないんですけど、今見ると、あおむしがおいしそうだったんですよ(笑)。

 

のぶみ:口に入れたくなったんだ(笑)

 

護:すごくおいしそうな色をしていたんですよ。りんごとかなしとか色々出てくるじゃないですか。その中でも、あおむしがおいしそうで(笑)

 

のぶみ:ほう。

 

護:そう思っていたら、そういえば「はらぺこあおむしパン」っていうのがちょっと前に出たらしくて。

 

のぶみ:そうなんですか!(笑)。「はらぺこあおむし」はいろんなものを食べるじゃないですか。

 

護:はい。


のぶみ:最後に蝶になるんですけど、蝶に食べた物の色が全部入っているんですよね。

 

護:うん、うん。

 

のぶみ:子どもは読んでて気づかないんですよ。穴開いてる本だな、くらいのことで(笑)

 

護:そうですね。


のぶみ:でも、大人になってから、「ああ、これがこうなってるんだ」って。気づかないけど、きっとそれがパワーになっているのかなって思うんだよな。これちょっと緊張しますね(笑)。久しぶりに人と会うとね、けっこうドキドキしますね(笑)。そしてあさなさんもドキドキしている感じが、言葉から伝わってきますね(笑)。

 

護:私、説明下手なんですよ。

 

のぶみ:大丈夫ですよ。ぜんぜん。いくらでも聞きますんで。

 

護:ほんとですか?

 

のぶみ:いやー、ほんとね、人に会わないですからね。この前、「心ゆさぶれ!先輩ROCK YOU」(日テレ 毎週土曜日23:00放送)の取材があって、それ以来です。


護:私はラジオをやっていて、毎回ラジオの仕事が大変で(笑)しゃべるのが苦手で。一度母が事務所に来たときにラジオ収録があって、隣に母がいる中で一人でしゃべるというのをやったんです。終わった後に、母から「あさながこんなにしゃべったのを初めて見た」っていわれるぐらい普段しゃべらないんです。一日、ひと言しゃべればいいほうぐらいな性格だったのに、なんでこの仕事をしているの?みたいな。

 

のぶみ:お母さんいるといやですよね。

 

護:ねー。

 

のぶみ:お母さんいて講演会とかやるとめちゃくちゃいやですからね。「あの子なに偉そうなこといっているの」みたいな目で見られて(笑)。

人に会ったときのキャラの作り方があるじゃないですか。高校時代の友人にはこういうしゃべり方、今の仕事関係の人にはこういうモードでしゃべろうとか。

 

護:あります。のぶみさんは講演とか良くされていますよね。

 

のぶみ:僕が来ると子どもが集まってくるので、基本子どもに向けて、ちょっと大人に向けて話すかな。子育ての話とか。例えば、いい子に育てようとみんなするけど、いい子に育てようとしたら駄目だよって。人間というのは、いいところと悪いところがあって人間だから、いい子に育てたら変な人間になっちゃうよって。悪いところもあっていいんだよって。みんないいところは褒めるから、悪いところも褒めてあげるといいよって話をしたりすると、お母さん達は「はぁー、そうなんだー」って(笑)

 

護:いわれて実践するのは3日くらいだったりしますけどね(笑)

 

のぶみ:そうそう、結構家にかえったら忘れてる(笑)。「あの人何かいいこと言ってたけど、忘れたわ」って(笑)。それは、僕がワルかったから、ワルいことしていたからちょっとそう思ったんですね。



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絵本作家のぶみさんのプロフィール

S 5344日生まれ
『ぼくとなべお』(講談社)でデビュー

代表作に、『しんかんくん』シリーズ(あかね書房)、『おひめさまようちえん』シリーズ(絵本の杜)、『ぼく、仮面ライダーになる!』シリーズ(講談社)など。

アニメ『ぼくのともだち』(NHKおかあさんといっしょ)を手がける。
現在、NHKみいつけた!で『おててえほん』(アニメを担当)放送中。

自伝『暴走族、絵本作家になる』(ワニプラス)が発売中。



 

≪第二回≫

 第二回は、お二人の周りの人、について。

 

護:私、のぶみさんの「暴走族、絵本作家になる」を父に薦めました。

 

のぶみ:そうなんですか!お父さんは何歳ですか?

 

護:57なんですけど、「こういう生き方もありだね」っていってました(笑)

 

のぶみ:あはは、こういう生き方はあまり無いですよね(笑)

 

護:父は、勉強して社会に貢献して家族を守るのが、自分は人として一番やらなければいけないことだ。子どもは好きなことをしてもいいけど、親を泣かすようなことはとりあえずしないでくれ、というすごい良い父なんですけれど。私も、とても迷惑をかけた頃もあって。

 

のぶみ:え、そうなんですか?

 

護:そうなんです。やんちゃだったんです。

 

のぶみ:ワルかったんですか?

 

護:そういうんじゃないですけど(笑)中学のときに毎日体調が悪くて、自分で「なんでこんなに良く学校を休むんだろう」って思っていて。母はずっと仮病だと思っていたんです。私は「仮病じゃないのに!」と思っていて。ある日、あまりにも体が動かないから、私が「病院に行かせてくれ」っていって、連れて行ってもらったら、それはちゃんとした病気で、一年くらい学校を休学させて、治療をしてくださいと、お医者さんにいわれたんです。

 

のぶみ:そこまでの病気だったんだ。

 

護:その時に母が、「サボりとか不登校じゃなくて、病気で良かったわね」って言って(笑)

 

のぶみ:えー!

 

護:母はとっさに出た言葉だと思うんですけど、母の本音が出たと思いました(笑)。今はとても仲良しですけど。

その時は「何いってるの、子どもが病気なんだよ!」って反感を持っていたんです。病気のことを一番心配しなきゃいけないのに。

 

のぶみ:1年間休んだのですか?

 

護:その時高校1年生だったので、1年間も休んだから、行っていた女子校には通いづらいし、共学も行ってみたかったので、ちゃんと単位をとって高校3年生の歳に卒業しようと思って学校を変えて卒業しました。その際に父にはなんと迷惑をかけたことか。

 

のぶみ:へぇー。

 

護:とりあえず、うちの家族は全員読みました。

 

のぶみ:えーほんとですか!家族が!仲いいんですね。でも、お母さんもね、変わっていますよね。

 

護:画家なんです。なんか、自由な人なんです。絵を描く人って自由というか、枠を飛び出す感じがして。

 

のぶみ:自由です。やりたいことしかしない(笑)

 

護:私は母親に振り回されっぱなしですけれど(笑)

 

のぶみ:そうか、画家っていうのも珍しいよな。家で描いていらっしゃるんですか?

 

護:家でずっと描いています。リビングの机の上に油絵の具と色鉛筆が置いてあって。家族はそこで食事をするわけではないんですよ。うちはみんな好きな時間に自分の好きな物を食べたり、お風呂を湧かしたり、洗濯機を回したりするんです。みんな自分で稼げる歳なので、好きなことをするっていうので。だからリビングは母親のテリトリーで、油絵の具とかが床に付きまくっていて、人を呼べる状態ではないぐらい。

のぶみ:かっこいいよね。わざと付ける人もいるよね(笑)

 

護:いますかね(笑)。置きっぱなしだから猫が踏んじゃって、そのまま猫の足跡がついてるとか。

 

のぶみ:それも何かのアートですよね。おしゃれだなあ。

 

護:さすがにお家はそんな状態ではないですよね?

 

のぶみ:お家はまあ、めちゃくちゃですね(笑)

 

護:作業部屋はあるんですよね?

 

のぶみ:2階でやって、1階でもするね。自由に過ごしてますね。やりたいことしかしないほうが良いって、途中で気がついたんですね。というか、やりたいことじゃないと一生懸命になれないですよね。だから、やりたいことをする代わりに人一倍頑張ろうと思っています。

 

護:うーん。

 

のぶみ:やりたくないことやっている人多いじゃないですか。そう人に対して気まずいのかなにか分かりませんけど(笑)好きなことじゃないとぜんぜんやれないな。もしかしてやるかなと思って、ウクレレを買ったんですけど。

 

護:何となく興味で買ってみたんですか?

 

のぶみ:うん、何となく買って。20万円くらいして。

 

護:えー!ウクレレってそんなに高いんですか?

 

のぶみ:いや、いいのを買おうと思ったから。いいのを買わないと、やらないから。でも買って3日でやめてしまった(笑)。ぜんぜん向いてないなと思って。やっぱり絵本書いてるほうがぜんぜん楽しいですね。100冊くらい書いても、ぜんぜん飽きないですね。面白いから。ずっとやっていると、それをやることによって色んなことが分かってくるので。どうやら、こういう風なビルがあってね、これは職業とか関係ないんですけど、魂(たましい)のレベルがあるんですよ。1階には、動物的なことで悩んだりする人が多い。欲望に支配されていたり。だんだん上の階にいくにつれて、すごく過ごしやすくなっていって、僕もずっと頑張って絵本をやっていると、こうやって色んな人にあえて、楽しいですよね。この(暴走族の)時は底辺なので、みんなすぐ万引きとかするんです(笑)。最下層のフロアにいるから。ウチの奥さんはけっこう上のほうの人で、僕にひとつずつひとつずつ教えていってくれたんですね。「有り難うっていうのは負けじゃないんだよ」っていうのとかね。僕は、有り難うっていうのは負けだと思っていたから。

 

護:すごくわかります(笑)


のぶみ:下から順々にあがっていくと、割と不安とか悩みも減ってくるんですよね。面白いです。




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絵本作家のぶみさんのプロフィール

S 5344日生まれ
『ぼくとなべお』(講談社)でデビュー

代表作に、『しんかんくん』シリーズ(あかね書房)、『おひめさまようちえん』シリーズ(絵本の杜)、『ぼく、仮面ライダーになる!』シリーズ(講談社)など。

アニメ『ぼくのともだち』(NHKおかあさんといっしょ)を手がける。
現在、NHKみいつけた!で『おててえほん』(アニメを担当)放送中。

自伝『暴走族、絵本作家になる』(ワニプラス)が発売中。




 

≪第三回≫

第三回は、お仕事への姿勢について。まじめな話。

 

護:この事務所に来て、1年ぐらいなんですけど、仕事をやり始めてからは2年ぐらい経っていて。最初の頃はすごい純粋な気持ちがあって、「やってやるぞ!」っていう気持ちがあるじゃないですか。「私はいつかドラマとか自分がやりたい役をいろいろやっていくんだ!」みたいな気持ちがあるんですけど、1年くらいで、途中でひがみとか嫌な気持ちがどんどん生まれてくるんです。それですごく苦しいんです。ひがんでるのが悔しくて。これ(写真集)、デビューの時から撮っているんですけど、これ制服着ているんですけど、ほんとに高校生の時で。この時は、気持ち的には目力はすごいんですけど、あまりギラギラしてなかったんです。


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のぶみ:ほうほう。

 

護:純粋な気持ちで、「頑張んなきゃ!(キリッ)」みたいな気持ちだったんです(笑)。髪の毛が伸びていく過程で分かるんですけど...これは最近なので...

 

のぶみ:そうか、これは一気に撮っているわけじゃなくて、けっこう通して撮っているのか。自分にとってはアルバムみたいになってるんだね。

 

護:そうなんです。これくらいの時かな。すごい、人のことが嫌いで嫌いで。最初の月刊(「月刊 護あさな」)の時のインタビューに「女の子大好き」って書いていたのに、気づいたら女の子が大嫌いになっていて。高校に入ったばかりの頃は、人を好きになったり、友達がいろんなところで出来たりとかしていくときに、人の嫌な部分を見ないようにしていたんですね。悪いところばかりの人はいないじゃないですか。だからいいところを見ていたほうが、自分のプラスになるって考え方だったんです。だけど途中から、こんなに悪いところばかりが目につくってことは、私はもうこの人とは関わりたくない、シャットアウト!みたいな感じで、ガランってシャッターを閉じていて。でも2年経って、それってすごく損しているなあっていうのが分かって、やっと、「あっ、一個だけ進んだ」と(笑)。すごい進みが遅いんですよ。

 

のぶみ:はあーー。

 

護:母も自由な人だから、諭してくれるわけじゃないんです。好きなことをして、失敗したら自分のせいっていう。まあそれが一番いいんですけれど。ほんと、私失敗ばかりしているので。


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のぶみ:なるほど。僕も毎回そう。一番始めデビューした時に、さくらももこさんのところに毎月行っていて、いろいろ教えてもらって。もの凄い人ですよ。日本で稀な人ですよ。明石家さんまさんとか、ビートたけしさんとか、そのへんの感じですよね。

例えばワンピースの尾田栄一郎さんなんかもそうなんですけど、20代で始めてそのまま売れちゃう人が僕は天才だと思っているんですよ。その人は当然、「こうすればいいじゃん、何でやらないの?」って思っているんですよ。それをやるとそのまま売れていくんです。それは日本では凄くまれな人なんです。さくらももこさんって、25歳で年収は27億だったそうです。「ちびまる子ちゃん」で。バブル期だったっていうのももちろんあるけど、でもそれでもぜんぜんブレない、そのままピントがあったままっていう人がいるんですよね。周りに有名な絵本作家さんとか、芸能人の方とかいるんですけど、EXILEUSAさんとも今度やるんですけど、自分は何か違うんですよね。この本(「暴走族、絵本作家になる」)出して、ドラマ2本来て、映画2本来たんですよ。絵本作家って普段凄い地味なのに(笑)。売れてもそんなに世間的には子どものメディアの中では話題になるけど、高校生や子どものいない人は知っているわけじゃないっていう感じなんですよね。たまにそういう話が来ると、わってなるんですよね。結構これで参りましたね。映画とかドラマになったときに、絵本でもアンパンマンのやなせたかしさんみたいになるといいなって、頑張ってやっていこうと思っているんですが、そう思っていたりすると、空回りするんですよね。魂が淀んでいるからですかね(笑)。

 

護:ははは(笑)

 

のぶみ:その時に思ったのが、夢とか目標とかって僕にもあるんですよ。すごく強い思いがあるから、紙に書いて部屋に張っておいたんです。トイレにも張って。でも最近それをはがしたんです。そうじゃなくて、毎日一生懸命に生きようと思って。ほんとうに一生懸命やっていれば、先の不安ってないんですよね。毎日毎日一生懸命やっていくことで、夢はかなうものなのかもしれないって。でも、夢ばかり見て、例えば映画化されたらいいなとか、アンパンマンみたいな凄いやつ出したいなとか、そういうことばっかりずっと思っていると、地に足がついてないんですよね。

 

護:うーん。

 

のぶみ:それは、何回も繰り返し思うことなんですよね。他の人達がうらやましくってしょうがなくて。売れてる人とかいいなーって、思ったりして。でも、その人にはなれないし。じゃあどうしようかなあと思って、その人たちにきいてみたんですよ。そしたらやっぱり毎日一生懸命やっているんですよね。ノート付けるようになったのも、アスリートの方に会うことがあって、西武ライオンズの菊地雄星選手というまだ二十歳くらいの子なんですけど、年棒一億円くらいもらっている人で、今怪我しちゃって、一年間休まなくちゃいけない。「でも僕は今、一番楽しいんですよ。今一番成長できるから」って。人にいろんな話を聞いたり、ノートを毎日つけて、体がちょっとでも良くなるんだったら試してみるようにしているって言っていて。なるほどーって思って。だから毎日何かやるってことは、成長なんだろうなあと。声優の、「サザエさん」のカツオ君の声やっている冨永みーなさんと凄く仲いいんですけど、冨永さんは夜寝るときに、痙攣したチワワみたいな寝方になるって言っていて(笑)。

白目剥いてガクガクガクって感じになるんですって。なんでなんですか?って訊いたら、「一日凄く頑張って生きているからだよ」て話をしたの。

 

護:疲れちゃって!?

 

のぶみ:疲れて、ガクガクガクってなっちゃうんだって(笑)。そんなに頑張ってるんですよ。頑張っているというのは周りがみんな知っているんです。冨永さんは当初、サザエさんでは伊佐坂ウキエさんって役をやっていたんですけど、2代目磯野カツオ役の高橋さんが体調を崩した時にみーなさんのところに来たのは、周りの人が知っているし、頑張っていると誰かが見てるんだなあと。やっぱり、やれることしか出来ないですよね。20代からピントあってる人にはなれないですよね。

 

護:ですよね。

 

のぶみ:でも、ちょっとしたきっかけなんですよね。ちょっとしたきっかけで違うんだよな。毎日ちょっとずつやっている人っていうのは、それを一年間続けると、もの凄い大差になるんですよね。ノートに「あいつのこと羨ましかった」って書いたら、何で羨ましかったんだろうっていうのを冷静に書いてみると、勉強になるんですよね。

 

護:うーん。

 

のぶみ:単に売れてるからなのかなとか、作品が羨ましいのかなとか。自分のほうが上手く作品書けるのに、あいつのほうが売れてると思っているのかなとか。「分かる」ということが大事で。一生懸命やっていると、上手くいきますね。あと、楽しい楽しいとかいっていると、わりと上手くいってきますね。世の中って、苦しんで苦しんで成功するみたいなイメージあるじゃないですか。

 

護:はい。

 

のぶみ:でも、実はぜんぜんそうじゃないんですよ。日本のトップの作家さんにきいたらみんなそうだった。幸せ、幸せっていっている人が幸せになるんですよ。苦しんで苦しんで幸せになる人はいないんです。苦しんでる人は苦しんでるだけなんですよね。「山あり谷あり」って良く言うんですけど、人生って山あり谷ありじゃないんです。谷にいる人は谷にいるんですよね。山にいる人は山にいる。谷から山に行く時が大変で、一生懸命頑張らないといけないんだよってことなんですけれどね。僕は、もうジャンボジェットに乗っているから、ずっと幸せだよって思っているんです(笑)。

 

護:空の上で(笑)。

 

のぶみ:そう、ちょっと落ち込んでも、ぜんぜん幸せだと思っていて。それはね、自分がもともとネガティブだって分かっているから、そう思うようにしているんですけどね。

 

護:私、ネガティブですけど、ネガティブ最高です(笑)。ネガティブって、自分の嫌なところとか、小さいところを発見できるから。

 

のぶみ:そうなんですよ。大丈夫なんですよ。ネガティブが最高だってことは許してるってことじゃないですか。自分の悪いところを許しているっていうのは、大事なことですよね。許せないと魅力がなくなっちゃうんですよね。人って悪いところに魅力があるから。

 

護:そうですよね。

 

のぶみ:「ネガティブなんです!」って、かわいく言えるのは良いのですけど、深刻にいうと周りに心配かけるから、明るくネガティブなんです、っていっていると面白いですよね(笑)僕は最下層から経験していますので、うつ病も自殺未遂経験もあるので、誰にでも対応できます(笑)。



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絵本作家のぶみさんのプロフィール

S 5344日生まれ
『ぼくとなべお』(講談社)でデビュー

代表作に、『しんかんくん』シリーズ(あかね書房)、『おひめさまようちえん』シリーズ(絵本の杜)、『ぼく、仮面ライダーになる!』シリーズ(講談社)など。

アニメ『ぼくのともだち』(NHKおかあさんといっしょ)を手がける。
現在、NHKみいつけた!で『おててえほん』(アニメを担当)放送中。

自伝『暴走族、絵本作家になる』(ワニプラス)が発売中。


 ≪第四回≫

第四回は、護の信じるジンクスと聖書(!)のお話。

 

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護:自分なりのジンクスってあるんですか?ずっとジャンボジェットに乗っている自分が幸せだと言うイメージを持っていらっしゃるのは、ジンクスなんですか?

 

のぶみ:ジンクスっていうか、多分、人って二面性があるから、もの凄く明るい人って、もの凄く暗いかもしれないじゃないですか。

 

護:うーん。

 

のぶみ:僕もそうで、すごい落ち込んじゃうとはまっちゃうから、そう思うようにしているんじゃないですかね。部屋には「自分には100%良いことしか起こらない」って言い張って、貼っているんです。凄い極端なんです。すごく落ち込みやすい人なんだと思います。人っていうのはそうで、でもそういうもんだって思うのが大事なんじゃないかなと。下もあるし、上もあるしっていうのが、ジンクスなのかな。でもそれが自分じゃないですか。それに付き合っていかないといけない。「戦争反対!」といっていて、戦争しちゃう人はいるってことですよね(笑)。

 

護:そうですよね。

 

のぶみ:うちの父が牧師なので。宗教戦争っていうのがあるんですよ。

 

護:子どもの頃、母がキリスト教で、ずっと聖書を読む勉強をさせられていたんです。家庭教師みたいなのを付けてもらって、週に1回その家庭教師と聖書を読んだりとか、これはどういう解釈なのか?という勉強を幼稚園と、小学校の頃にしていたという記憶があります。

 

のぶみ:なにか得たことはあったんですか?

 

護:得たことは...聖書は面白い。

 

のぶみ:面白いですか?

 

護:読んだら面白いと思います。ほんとに絵本みたいだったんです。

 

のぶみ:分かりやすく教えてくれたんだ。いい先生だったんだね。

 

護:聖書って怖いことが書いてあって。神様を信じないと罰が当たる、みたいなことが書いてあるんですよ。なんだこの脅しみたいなのは?と思っていて。今読んでみると、壮大な物語で、いろんなものが詰め込まれていて。やっぱり読んでいて良かったかもしれない、無駄じゃなかったと。

 

のぶみ:聖書が面白いっていう若者はそんなにいないから、いいことだと思います(笑)。

 

護:仕事で「ああ、今ダメだ!」って思うことがある時に、聖書があって、読んでいると、なんだかんだ励まされるなあと。聖書って人が幸せなのも自分の幸せだし、自分が幸せで笑っていることが人の幸せみたいなことが書いてあって、「あ、なんか合ってる!」と。


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のぶみ:そうなんですよね。人の為だけでも駄目だし、自分の為だけでも駄目なんですよね。僕も家が教会なので、いるだけで全部覚えさせられるというか、大体知ってますね。でも神様に歯向かったとか、嘘ついたとか、見てるよとかっていうのは、僕の解釈なんですけど、神様は自分の中にいるんだなって思うんです。そのパワーを出す方法っていうのを今僕は考えていて。神様のパワーがあるんだけど、ネガティブになると神様も活躍できないんです。何か層ができちゃうみたいですね。

例えば「我(が)」とかがあるとね。自分が自分がって、売れたい売れたいっていうのは我なんでしょうね。それがびっしりなってると、神様が色々アイデアを出して「こうしたらどうだ?」と見せているんだけど、ネガティブなやつがばんばん跳ね返してしまうんですね。だから、素直にしたほうがいいんだなとか、解き放ったほうがいいとか思うんですね。一度ばんって開くと、色々活躍してくれますよね。いろいろやりたいことのほうに連れて行ってくれたりするんですよね。僕が腑に落ちた話で、「神様には倫理観がない」って書いてある本があったんですよね。なぜかって言うと全宇宙の神様だから、世界には色々な風習があるから、例えばアフリカには唾をぺっとするのが挨拶な部族もいるんですって。

 

護:へー。

 

のぶみ:それは魔除けの意味があるんですって。でもそれ日本でやったらヤバいじゃないですか(笑)。

 

護:はい(笑)

 

のぶみ:だから、神様には倫理観が無いんです。色んなことを知っているのは大変だから。人が言っていることをアシストしてあげようとしているんですって。その人のことが大好きだから、神様はその人の「やだな、やだな」という声を聞いたら、「やなことが好きなんだ、この子は」と嫌なことを持ってきてくれる。「楽しい、楽しい」といっていたら、「楽しいことが好きなんだ」と楽しいことをいっぱい引き起こしてくれる。他の本にも書いてあって、それはまた違う解釈なんですけど、神様は人間をつくる時に、自分に似せてつくった。基本的にいろんな能力があるんだけど、かつて奴隷の世代とかがあって、おまえは何もできないと言われ続けてきたから、人間はあまり自分に能力がないんだって思うんですって。先祖代々だから。でも本当は、自分が言ってることが現実になるんだよっていう。だから言ってるといいのかなって。その時にあんまり自分の欲が出てると神様は協力できないんじゃないかなって思っていて。僕はいじめられ続けたんで宗教は大嫌いでしたから(笑)。この神様のせいでいじめられていたのかとさえ思っていたからね。でも気になって、自分なりに色々と調べるんですよね。

 

護:私、ネガティブなジンクスを作ってしまって。中学受験の前の小学校6年生の10月に鎖骨を骨折したんです。陸上部で。受験前なのに、初めて骨折したんです。

 

のぶみ:陸上部なのに、なんで鎖骨を?

 

護:ハードルで、顔面から落ちそうになった時に、顔をかばおうとして、肩から落ちて衝撃でポキっといっちゃったんです。鎖骨が折れると、一人でお風呂とかトイレとか寝起きが出来ないんですよ。こんなに嫌なことがあったから、絶対受験受かる!なんてことを思っていたら、受験に受かったんです。

 

のぶみ:ああそうか、なるほどね。

 

護:嫌なことがあれば、今私が目指していることは100%成功するっていう勝手なジンクスで。高校の時に病気になって1年間休学した時に、ずっと家で療養していてずっと外に出ないから気分が塞いじゃうんです。でも今気持ちが塞がってるから、これから私がやりたいと思うことは成功すると思ったら、今の事務所に来れたんです。

 

のぶみ:なるほどね、2回あるとね(笑)

 

護:2回あると「おっ」って思うんですよ(笑)。ぜったい病気とか体調繋がりなんですけど、回復した時の反動で元気になるんです。楽しいことを考え始めちゃうってことなんだと思うんですけど。また最近ちょっとなったんですよ。ある病気というか、どん底ぐらいな事が。だからこれから私がしたいと思うことはきっと上手くいく、っていう勝手なジンクスなんです(笑)。

 

のぶみ:そういっていればきっとそうなるでしょうね。

 

護:そうですね、言っちゃうから。

 

のぶみ:大事なのは、病気になって良いことが起こっているわけではないということですよね。

 

護:そうなんです。

 

のぶみ:多分、病気になった時に、どん底にも関わらず上手くいくかも知れないって、希望を持った時から上手くいっているんじゃないですか?だから病気のところは意味ないといえば意味ないのかも知れない(笑)。

 

護:そうですね(笑)。だけど病気が常にきっかけになってくれていて、今の事務所に移るきっかけもそうなんです。前の事務所を辞めたくて、事務所の方針が自分とは違うけど、それを未成年の私が言い出して事務所の移籍ができるかっていう。親からは早く辞めなさい、あな たどうにかしなさいって言われるけど、嫌な話を人に伝えるのが苦手なんです。かしこまって話をするのっていやじゃないですか。我慢しすぎちゃったら気持ち のほうが病んじゃって、一時期全てから連絡を絶ったんです(笑)。両親も誰も連絡が取れなくなっちゃって、家にもピンポンって来るんだけど、多分両親で、声がするんですけど、数日間出なくて廃人みたいになってました。

 

のぶみ:廃人みたいになったんだ(笑)。

 

護:まさか連絡が取れなくなるとはね(笑)。やっちゃうんですよね、つい。髪の毛とかも、写真集の最初の頃は短いじゃないですか。これ自分で切っちゃったんですよ。その時もう仕事をしていたのに。昔からストレス溜まると髪の毛切りたくなっちゃうんです。

 

のぶみ:髪の毛切ると気分よくなりますよね。

 

護:積もった気持ちが一掃されるというか。女の人って失恋した時に髪の毛を切るっていうじゃないですか。

 

のぶみ:毛先に溜まるのかね(笑)

 

護:髪の毛を見ると、ひとつずつ気持ちの積み重ねを思い出すんですって。だから切る人が多いらしいです。

 

のぶみ:そうなんだ!

 

護:だから、「あーっもう駄目!」ってなると自分で速攻切っちゃって、その後周りの人に怒られて美容室で直してもらったり。今は事務所の人に怒られたくないから、何かあっても伸ばし続けています(笑)

 

のぶみ:何かあったら汗かくと良いですよね。汗からネガティブって出るんです。凄い落ち込んだら、汗かくんですよ。汗からネガティブが出るから、どうでもいい気分になります。これはね、多分涙と同じだな。マッチョで引きこもりの人ってあまりいないじゃないですか(笑)。

 

護:マッチョな人はアウトドア大好きですよね(笑)

 

 

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絵本作家のぶみさんのプロフィール

S 5344日生まれ
『ぼくとなべお』(講談社)でデビュー

代表作に、『しんかんくん』シリーズ(あかね書房)、『おひめさまようちえん』シリーズ(絵本の杜)、『ぼく、仮面ライダーになる!』シリーズ(講談社)など。

アニメ『ぼくのともだち』(NHKおかあさんといっしょ)を手がける。
現在、NHKみいつけた!で『おててえほん』(アニメを担当)放送中。

自伝『暴走族、絵本作家になる』(ワニプラス)が発売中。

 

≪第五回≫

第五回は、ネガティブと「神様試験」のおはなし。

 

のぶみ:結局のところ、芸能界の人ってあんまりネガティブな人はいないような気がする。パワーを持っているんだと思うけどな。色んな人に会って思ったんですけど、日本のトップにいて影響を与えている人ってみんないい人なんです。何でなのかなと思ったんですよ。日本の人たちが彼らを見るじゃないですか。上の人が悪かったら、みんな悪くなっちゃうから。テレビだったら視聴率1%で300万人くらが観ているんですよね。十何パーセントの人が観たら大変なことですよ。彼らが変な物を持っていると多分良くないんじゃないかな。気持ちの清々しい人が泳げる世界なのかなという気がする。ネガティブなやつは作家にもいる(笑)。ネガティブな経験を活かして、人生相談なんかをしていると、だんだん変わって、丸くなる。

 

護:ネガティブって見かたを変えれば、ちょっと楽しいですよね。

 

のぶみ:エンジョイし続ける?(笑)。例えば、20代だったらまだ良いけど、還暦を超えて「病気になって...」とか言ってたら、それで終わっちゃうかもしれないじゃない(笑)。今のところはその調子で、「病気になったらラッキーな事がある!」って言ってても良いと思う。

 

護:言っときましょう(笑)


 

のぶみ:あとは、雰囲気に出るっていうことですよね。ぱっと会って、「あ、この人友達になれそう」とか、「この人いい人だな」とか、「この人嫌だな」とか思う時あるじゃない。

 

護:ありますよね。

 

のぶみ:何にも話していないのに。そういうのは何でなんだろう?って僕は思っていて、あ、なるほど、と思ったのは、「普段考えている事」なんですよね。普段考えている事が楽しいことだと、会った瞬間、やっぱり楽しそうなんですよ。魅力ある人はぱっとCM見ただけで「あ、いいな」って思うじゃん。自分をコントロールするのに、ノートは大事だったかなと思っています。すぐ変わらないから。

 

護:日記をつけている時期とつけていない時期の差がすごくて、私はなんで毎日続けられないんだろうって思います。ベッドにその日書くページを開いて、鉛筆とともに置いておけば何か書いちゃうんですけど。

 

のぶみ:毎日続けてる人ってヘンだからね(笑)


 

護:いや、凄い!と思います。

 

のぶみ:僕が毎日続け始めたのは、アスリートの本を読むようになってからです。アスリートの人って活躍できる時期が短いじゃないですか。だから手っ取り早く活躍する方法を知っているはずじゃないかと。それで色んな本を読んだら、必ずノートをつけてるんです。

 

護:ふーん。

 

のぶみ:中村俊輔もそうだし、イチローもそうだし。ノートをつけて、自分で反省会しているんです。なるほどって思ったのは、悩みを持つじゃないですか、それを解決しないと神様がまた同じ悩みを持ってくるんですよね。クリアできていないから。それを僕は「神様試験」と呼んでいるんです(笑)。神様試験はかなり斬新なつくりで、だんだん上にいくと、伏線張ったり、いろいろ仕掛けてくるんです(笑)。いろんな人を使ったりして。「この人苦手だなー」っていう人をつれてきたり。いろんな事をやってくるんですけど、その時に気持ちよく試験をクリアすると、どうやらランクアップらしいんですよね(笑)。人見知りっていうのも、あれは病気じゃないですからね。人見知りだっていってるからそうなるだけで。それは、元ジャイアンの声のたてかべ和也さんって方がいるんですけど、その人がね、木村裕一さんっていう僕の先輩の絵本作家で、『あらしのよるに』って絵本を書いたんですけど、木村さんの飲み会の時に、たてかべさんがスピーチを頼まれて、「こういうところで、人見知りだとか言って誰にも話しかけないやつがいるけど、どんどん話しかけていって恥をかけ!そうしないと木村裕一に勝てないぞ」って言ってスピーチが終わったんですよ。

 

護:すごい、かっこいい。

 

のぶみ:僕も、少し繊細に見えるかなと思って、人見知りだっていってたんです(笑)。でもそれから、人見知りじゃないですって言うようにしました。


護:うふふ。(笑)



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絵本作家のぶみさんのプロフィール

S 5344日生まれ
『ぼくとなべお』(講談社)でデビュー

代表作に、『しんかんくん』シリーズ(あかね書房)、『おひめさまようちえん』シリーズ(絵本の杜)、『ぼく、仮面ライダーになる!』シリーズ(講談社)など。

アニメ『ぼくのともだち』(NHKおかあさんといっしょ)を手がける。
現在、NHKみいつけた!で『おててえほん』(アニメを担当)放送中。

自伝『暴走族、絵本作家になる』(ワニプラス)が発売中。

 

≪第六回≫

さぁ!第六回目にしてやっと、でもちょっとだけ、コラボってみましょうか!

 

のぶみ:一緒に絵を描いてみてもいいですか?っていうのがあるけど、書いてみても良いですよ、ぜんぜん(笑)

 

護:いいんですか!?

 

のぶみ:絵、上手なんですよね。昨日ブログで描いていたやつ見ました。

 

護:昨日のですか!えー!(インタビューは105日に行われました!)

 

のぶみ:…でも、ネガティブだっていうのを人に言えるのは強いんだよな。太宰治とか、「人間失格」とか凄いネガティブなものをずっと書いているけど、あれって強いから書けるんだよね。まあ、あんな人生送るのは嫌だと思うけどな(笑)。できたらもうちょっと楽しく生きたいな。


護:確かにそうですね。

…なんか、会うと思ったら昨日寝れなくて。緊張するんですよ。

 

のぶみ:僕も緊張しますよ。だって、ちょっと吐きそうになってました(笑)。緊張すると吐きそうになるんです。それは、登校拒否の時に身に付いたんです(笑)


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護:楽しい事がある前は、「あ”ー」ってなって、寝れなくなるんです。でも、こういうブログで描いていた絵を描くと楽しくて仕方が無くて、発散されるんです。

 

のぶみ:上手だね。「あ”ー」ってなるんだ。分からないもんだよね。これだけ美人だったら、何の悩みもねえだろうなって思うのにね。みんなそうなんですよ。「生まれつき明るいんです」っていう人もいるんだけど、僕はあんまりそういう人とは話が合わないんだよね。生まれつきってどういうことだろうって。色々あるから解決方法を考えるんですよね。そのほうが面白い気がするんだよな。

・・・これ、何描くんだろう?サイン会とかだと、こうやって見て、「何歳?」とか聞いて、「指でできる?」とかいうと出来ない(笑)。話しながらこうやって、似顔絵を描いたりするんですけどね。


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護:迷いが無いですね、やっぱり。

 

のぶみ:でもね、ちょっとね、あれですよ。カッコつけてるところがある。

 

護:ふふふ(笑)

 

のぶみ:でもすごいしゃべりやすい方ですね。

 

護:えー!?

 

のぶみ:なんかあのー、怖い感じだったらどうしようかなと思ってました。「何!、あなた」みたいな(笑)。「誰に呼ばれたの!私呼んでないけど!」とか言われたらどうしようかなと思っちゃって(笑)

 

護:実は「暴走族、絵本作家になる」を、会社の社長に勧められて、借りて読んだんです。すみません。でも、気づいたら30分で読んじゃいました。すごくおもしろかったです。そして、のぶみさんとお会いてみたいなって。

 

のぶみ:ああ良かった。人って面白くてためになるものだったら興味ありますからね。

 

護:この世界とか、良い人しかいないんです。自分が好きになる要素を持っている人しかいないから多分、社交的になったり、いい人になれるような気がするっていうか、いい人になりたくなるっていうか。そういう人がいるから、この仕事ができているのかなって思います。まだ出来てもいないですけど(笑)。

 

のぶみ:はあー。へえー。周りの人に愛されて。

 

護:私も実は、のぶみさん怖かったらどうしようって思ってました(笑)。

 

のぶみ:手相占いの人も、僕の手相を見ると、「あなたの人生は若い頃と真逆の人生を歩んでいますよ」って言われるんです。生命線がおかしいんですって。こっちに行っていたら、別の人生歩んでるのに、こっちに行っているから良くなってるって。それは奥さんに出会ったときから、ずっとそうなってるんですよ。でも、負けん気でいう訳ではないですけど、多分僕のほうがネガティブだと思います(笑)。ネガティブのプロなんじゃないかと思うくらい。プロくらいまで極めると、「ああ、君のそれはあれだね」って分かるようになる(笑)。僕のミクシィを3900人くらい見ている人がいるんですけど、毎日人生相談が来ます。ずっとやってるから。

自分のネガティブがなかったら、ずっと生まれつきポジティブだったら分かんないですよ。それが武器なんです。今度、「自己啓発ファン」ていう本を出そうかと思っていて(笑)。芸能界の人もそれが売りになるかもしれないですよ。ただし、ルールがあって、ある物を持ってなくちゃ駄目なんですよね。例えば僕が「グリとグラ」よりちょっといいものを書くとするじゃないですか。でも、「ぐりとぐら」のほうが売れるんです。それは、「お初」のパワーなんです。ネガティブな人ってあんまりテレビ出てないからね。それを明るく伝えたらヘンな人だから面白くなるかもね(笑)。

 

護:ネガティブの集いとかしたらどうなるんでしょうね。「善と悪は裏返し」みたいに、ネガティブも裏返しなので、「くるん」っていくと、「えっ、こいつこんなに元気じゃん!」ってなるかもしれない(笑)。

 

のぶみ:ネガティブはひがむからね(笑)いろんなことに、ちょいとしたことにひがむからね。

 

編集・くまもと:でも、ネガティブな人って、「がんばり屋さん」だと思うんです。「自分は駄目だ」とか「もっと良くなりたい」って、向上心があるからネガティブなんじゃないかと。

 

のぶみ:そうですね、向上心はすごくありますね。

 

護:がんばり屋さんですって。どうしましょう。その言葉いいかもしれないです。

 

のぶみ:「私、がんばり屋さんです!」っていうグラビアの人、応援したいね(笑)。

 

護:それ、すごくいい褒め言葉ですよね。「頑張れ」って言われると、「いや、十分頑張ってるから」って思ってしまう。

 

編集・くまもと:「私は天真爛漫で明るくて」とかいっている人は、割ともう「これでいい」って思っている感じがするけど、「今のままでは駄目だ」っていう人のほうが伸びしろがあるから、ぐいーんっていくんじゃないかな。

 

護:いいですね。すばらしい言葉をきけてうれしい。うわ〜ん。

 

のぶみ:明るいんだけどな。すごく明るい。何か幸せそうな感じがしますよ。幸せではないんですか?

 

護:幸せですよ(笑)。

 

のぶみ:「幸せじゃないんです!」って言う人はいないよな。

 

 

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絵本作家のぶみさんのプロフィール

S 5344日生まれ
『ぼくとなべお』(講談社)でデビュー

代表作に、『しんかんくん』シリーズ(あかね書房)、『おひめさまようちえん』シリーズ(絵本の杜)、『ぼく、仮面ライダーになる!』シリーズ(講談社)など。

アニメ『ぼくのともだち』(NHKおかあさんといっしょ)を手がける。
現在、NHKみいつけた!で『おててえほん』(アニメを担当)放送中。

自伝『暴走族、絵本作家になる』(ワニプラス)が発売中。

 

≪第七回≫

 いよいよ最終回です。のぶみさんから護へのエール!ちょっと長めです。

 

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護:・・・なんか、人に描いてもらうのって緊張しますよね。

 

のぶみ:眼鏡かけてるっていうのが一番難しいんだよな。こうじゃないな(笑)

 

護:えーー!?

 

のぶみ:難しいんだよなあ。絵上手くないんだよな(笑)

 

護:いやいやいやいや、何言ってるんですかぁ!?

 

のぶみ:絵が上手い、上手くないって、絵の魅力とあんまり関係ないんですよ。絵は下手でもいいんです。多分それ、俺より絶対上手いな(笑)

 

護:そんなことないです!


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のぶみ:もうちょっと、もうちょっと上手く描けるな・・・雰囲気が違うな・・・

 

護:私、眼鏡をかけると学校の先生みたいって良く言われます。

 

のぶみ:こんな先生いたらいいよね(笑)ヤンキーとかがすぐ寄ってきますね。・・・ぜんぜん似てないもん。もう一枚ちょっともらって良い?...あ、上手!

 

護:やったー!

 

のぶみ:クレヨンで描かないもんな・・・一回もう、雰囲気で描こう。かっこつけないで。家で描いてくれば良かったな。描いてくればいっつも上手いんだけどな。

 

護:分かります。分かります(笑)

 

のぶみ:人前で、「あんた絵上手いんでしょ!」っていうところで描くと良くないんだよな・・・。絵は好きだったんですか?

 

護:絵は大好きで、集中しすぎると息をするのを忘れるくらいなんです。

 

のぶみ:すごいねえ。

 

護:でも、たまにしか描かないから上手くはならないんですけど、好きなんです。

 

のぶみ:上手いよねえ!描けないよ普通。ぜんぜん上手いよ。

ところで、芸能界はどうなんですか?テレビとかは出たいですか?

 

護:私多分ボロが出てしまう気が・・・。素がこんな感じなので、こんな普通でいいのかなって思うんですけど。どうなんでしょう。

 

のぶみ:どうなんでしょうっていうか、ボロを出すのがテレビですからね(笑)梅田直樹さんは、絶対テレビに出たくないっていってる。僕はテレビを無くしたいんですよ、っていってあの人高校生からずっとテレビ出てますからね。でも、それを考えた時に、あ、テレビ出たくない人は珍しいんだって。だってテレビ出たいっていう人が出る場所じゃないですか。テレビに出る時に何かやってやろうって思わないじゃないですか。テレビ出る時に、何かやってやろうって思うと、番組にとって邪魔だったりするんですよね。

 

護:私はのぶみさんと話していて、すごい勉強になることばかりです。今会えてよかったです。

 

のぶみ:実は普通になるのが難しいんだよね。テレビとかで普通を出してふざけられるのが一番なんです。でも実はそれは凄い技術なんです。ちょっとかっこつけようとか、いい事言ったろうとか思ってると、そうじゃないんです。お笑いの人とかもそう言いますよね。普通に出られるのが難しい。始めから普通にしていてもつまらないし(笑)。

 

護:始めから普通では誰にも発見してもらえない可能性もあるので。

 

のぶみ:そうなんだよ。でも、自分からやりたいことやったほうが良いよね。なんでもいいから言ってみるといいですよ。僕、100冊絵本出してるんですけど、依頼されたの2冊だけなんです。あとは全部企画を持ち込むんです。NHKでも「おてて絵本」っていうのをやっているんですけど、企画は全部持ち込みで、歌も持ち込みなんです。

 

護:へえーー。

 

のぶみ:それがわりと楽しいんです。デビューしたのも持ち込みでしょ。それでやりたいことが分かるんですよね。やりたいことをやれるのが一番いいじゃないですか。僕はやりたくないことはやらないんです。どんなに親しい人からの頼みでも断るんです。それは僕の覚悟なんです。それをやるから、やりたい事は一生懸命やるんですよね。それが一番上手くいくんじゃないかな。絵を描けるんだったら絵を描けばいいし、関係ないんですよね。

顧客満足度を一番に考えたときに、自分から出来るサービスとして何が出来るかな、と。そして他の人がやっていなくて、自分がやれることは何かなぁと考えたときに、宅急便サイン会を考えたんです。

絵はねぇ、へったくそなんです。すっごいへったくそだけど、好きだったのね。そういう子ってのは、やるよ。やるときは、やる。(笑)あとは熱意なんだよなぁ。ありのまま、このままの私を受け止めてーよりも、だめな所があると人は好きになるよね。完璧って魅力的ではない。あと、ボロってだしたもん勝ちだと思うよ。


護:うふふ。写真とイメージ違うね、って言われると嬉しいです。


のぶみ:確かに違うね!やわらかいよ、写真より。やわらかく生きるって良いんだよね。とげとげしてるのは…ねぇ。好きなことってなあに?


護:料理、バレエ、絵を描くのが得意です。

 

のぶみ:自分としては、芸能界でこれからどうなっていきたいんですか?

 

護:やらず嫌い、食わず嫌いなので、好き!と思えることが少ないので、そうやって考えって行って、最後に残るのが「表現すること」、なんです。それで人が喜んでくれればなお嬉しい。なので、今やっていることが、自分に出来ることなのかな、と思っています。

写真撮るのも好きなんです。好きなものを撮って、それをストックしていくんです。

 

のぶみ:それが支えだったり?

 

護:それを言っちゃおしまいなんですけど!(笑)撮られる側、撮る側、全部やりたいです。映画、舞台も大好き。

 

のぶみ:せりふ言うのって大変じゃないですか?覚えて現場に行くんだよね?

 

護:以前稽古で以前言われた言葉は、「セリフを言った後に何をする?」って。そうやって自分なりにキャラクターを創り上げていきます。もちろんはじめから設定があるわけなんですけど、書かれていない部分は自分で創ります。

 

のぶみ:フィクションなんだけど、その部分はノンフィクションなんだね。

 

護:でも頭の中で創っていって、監督さんなどに「違うね」ってスパッと切られたら頭真っ白です。無、です。

 

のぶみ:あーーーーー

考えるな、感じろってやつか!ムリー!考えるよね。

でもそこで個性を出していくんだね。役者って。

僕もね、今回この本(「暴走族、絵本作家になる」)を作るときに、どーしたら他の本と違うものを作れるかなって思ったんですよ。僕は、絵本のときもそうなんですが、似たような系統の本を、借りたり買ったりして、全部読みました。とにかく読みまくった。それでね、この本は、他にないような文体で、ちょっと感情的に書いてみよう、と思ったの。みんな冷静なんですよ。だから、僕は感情的に、それもここ一番知られたらいやだなと思うことを出した。本当は思い出したくもないし、そのときのことを書くにあたって、今はもう成長しているのに当時のレベルに下げないといけなかったからつらかったけど、それによって気づけたこともあった。そこに共感を呼ぶのでしょうね。しんかんくんもよく売れてて、本も100本以上出してってだれも共感しないですよね。だめだったこと、ネガティブな自分をしっかり書く→他の人を救うことになるんだねーっと。人の立場になってみないと、その人には何も響かない。奥さんが、今回の本ではいやだったところがすごく出ていて、えらいねと言ってくれました。(笑)

売れてなかったときは本当につらかったですね。他の人のまねして書いたり。でも売れないんだよね。人間がそのまま出せるのがすごいのかも。でもみんな仮面をつけたがる。だから、テレビ出てても、普段と同じ人がすごいよね。「心ゆさぶれ!先輩ROCK YOU」でも、極楽とんぼの加藤さんも昔は作ってたって言ってた。リリーフランキーさんの「東京タワー」は、「おかんが好きでなんであかんの」って最後に言ってる。みんなこうだったらいいのにね。マザコンでいいじゃないか、みないな。

 

護:わたし、自他共に認めるファザコンです。あんまり人の前で言えないですよね、でも。本当は理想の男性はお父さんです。


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のぶみ:ファザコンアイドル!いいじゃないですか。もっと言っちゃえばいいのに!

ショコタンも、アイドルだったけど、本当はコスプレとかが好きなんだけどなってそれを出したら結構受け入れられた!みたいな。それで別にいいじゃん、っていうのが大事ですよね。

お父さんはどういう方なんですか?

 

護:無口でしゃべらないんですよ。

 

のぶみ:えー!

 

護:料理うまくて、家事全部出来て、家庭菜園やってる。完璧なのに、なんでママみたいな人なんかと!ママは美人なんですけど、絵を描けるけど、それ以外何にも出来ないんです。箱入り娘だし。でもお父さんはママが大好き。(笑)なんでだろー?って。だめなところがいいのかな。

 

のぶみ:苦手な人、嫌いな人っていうのは、過去の自分。憧れている人っていうのは未来の自分なんですよ。お母さんと自分、似てるでしょ?

 

護:似てるんですーーーーーーーーーー!(笑)

 

のぶみ:そういうふうにできているんですよね親の出来なかったことを、子供がやらなきゃいけない、そうやって回っていくんです。

 

護:私、殴り合いのけんかするんですよ。(笑)

 

のぶみ:えー?殴り合うの?

 

護:兄弟の間でも、日常茶飯事です。子どものころ、少し悪いことしたらおしりたたかないとダメじゃないですか。言葉って私情が入るし、不純だと思うんです。ビンタの方が真っ直ぐな表現だと思います。


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のぶみ:ビンタサイン会とか出来そう!(笑)サインして、おまけにビンタがついてくる。殴って下さい!って来る人いそう!

 

護:一番キツかった子どもの頃の記憶は、お父さんの熱帯魚の水槽割っちゃって、怒られたこと。お父さんは、すごく大事にしていた水槽だったので、誰がやったー?!あさなかー?!って片足持ち上げられてベランダから中吊りに….

 

のぶみ:えーーーーーーーーーーー何階?

 

護:5階です。

 

のぶみ:死んじゃう死んじゃう!

 

護:そうやって育ったんです。でもお父さんが好き。

 

のぶみ:そんな人いないですよ。すごいですね、あなたには厚みがありますね。(笑)あなたはすごく売れそうです。でも僕、暴走族のときも女の子は殴らなかったけどね。

 

護:人にはやらないですよ!無差別にはやりません。

 

のぶみ:当たり前だよね。(笑)

すごいなー。結婚ってね、真逆の人と大抵はするもんなんですよ。だから、もし護さんが結婚したら、毎日殴り合いですね、きっと。(笑)

 

護:いや、分かってくれる人もいるんですけどね。なぜ私が殴らなきゃいけないところまできてしまったかを、理解してくれれば殴りません。

 

のぶみ:なるほど。「ビンタ下さいサイン会」見てみたいな。殴りすぎちゃって、手が痛くなっちゃって、途中から手形だけで失礼、みたいな。

 

護:あはは、そうですね。人が喜んでくれること、していきたいと思います。

それではとっても長い時間、本当にありがとうございました。

 

のぶみ:また呼んで下さい!とっても楽しかったです。ありがとうございました。がんばってください!!

 

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絵本作家のぶみさんのプロフィール

S 5344日生まれ
『ぼくとなべお』(講談社)でデビュー

代表作に、『しんかんくん』シリーズ(あかね書房)、『おひめさまようちえん』シリーズ(絵本の杜)、『ぼく、仮面ライダーになる!』シリーズ(講談社)など。

アニメ『ぼくのともだち』(NHKおかあさんといっしょ)を手がける。
現在、NHKみいつけた!で『おててえほん』(アニメを担当)放送中。

自伝『暴走族、絵本作家になる』(ワニプラス)が発売中。

 
★まとめ★
 
FMGスタッフのみのりです。
七回に分けてお送りしました、第一弾コラボ企画
「護あさな×絵本作家のぶみさん」
はこれにて終了!

以下に記事をまとめましたので、まとめ読みしたい方はこちらから。
 
 

今回は、人生をかけて、情熱と根性で絵本作家になり、
今も日々闘い続けている人生の先輩でもあるのぶみさんに、
たくさんのことを学びました。
 
護はこれからもどんどん成長していきます!
 
 
二人がお互いを描いた似顔絵はこちら!
 


のぶみさん画



 あさな画


 


次回の更新は約一ヵ月後を予定しております!
おたのしみに!

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